精進湖民宿村を過ぎるとすぐに国道139号に入り、歩道をひたすら緩やかに登って行きます。
富士山一周ウォーキングで通ったルートなので、単調なロードが続くことがわかっています。
日差しもそこそこ強くなっており、体力温存のため走るのはやめて歩き通すことに決めました。
5kmほど進みましたが追い抜かれたのは5、6人ほど。焦らず前へ前へ。
エイドを出てから1時間ちょっとで鳴沢氷穴に到着。トイレがありましたが寄らずにトレイルへ入りました。
紅葉台~足和田山はコースブリーフィングで言っていた通り、走りやすく気持ちの良いトレイルでした。
足元はそれほど悪くなかったのですが、さらに左足をぶつけてしまい、下りではペースがまったく上げられませんでした。
鳴沢氷穴 8:22
紅葉台展望台の手前 8:42
足和田山の先 開けたところ 9:45
再び国道139に合流してすぐ、富士急ハイランドが見えてきました。
近づいていくと ” FUJIYAMA ” の乗客の嬌声が響いてきます。
うーん、楽しそう。トレイルレースではある意味、非日常かな。
前のランナーさんはコースターが通るたびにガン見しながら走っていました。
富士急ハイランド手前 11:00
F5富士急ハイランドに到着。
レースがまだ終わっていないのに、" やっと帰ってきた" という気持ちが沸き上がってきます。
お昼くらいになるかと思っていましたがけっこう順調でホッとします。
ドロップバッグを受け取り、エイドスペースへ。
F5富士急ハイランド 11:07 in
開いているスペースにザックとドロップバッグを置き、お湯をもらおうと向かいましたがあいにく切れているとのこと。
沸くまでの間、エイド食を物色しバナナをいただく。
10分ほどでお湯を手に入れ、持参したお椀で食べるどん兵衛をいただきました。
ここまで96km進んできていますが、足腰はわりとしっかりしています。
ただ、登りと平たんなコースは問題ないものの、左足の親指が潰れてしまっているので下りはかなり辛くなっています。
二十曲峠ではリタイヤできないので、実はエイドに到着する前から、様子を見て忍野か山中湖きららで止めようと決めていました。
ここでは着替えず、後半用のシューズもくつ下も履き替えませんでした。
補給食追加(カップうどん、ようかん、ジェル、カロリーメイト)&ヘッデンの予備電池追加、紛失したフラスクの代わりに300㏄のボトル追加のみで出発。
トイレは空いており、inとoutで2回済ませました。
F5富士急ハイランド 11:58 out
小倉山を越えるまでのトレイルは何となく警戒していたのですが、思ったよりも走りやすく、下りも痛めた足に響かず快適に進むことができました。
小倉山へ向かう 12:46
道の駅富士吉田とモンベルの前ではたくさんの声援を受け、背中を押してもらえました。ありがたいことです。
昨日泊まったホテルベル鐘山の前を通り、その先のホテル鐘山苑に差し掛かったところ、ホテルスタッフさんが沿道まで出てきて応援してくれています。
これは本当にうれしかった。
30年近く前に宿泊したことがありますが、近いうちに絶対再訪すると心に決めました。お高いけど…
ここから先、忍野エイドまでの山越え。
後から調べたら忍草山というのでしょうか。
標高差はそれほどないもの、長めのアップダウンが3回ほどあり、体力が削がれます。
下りは痛みで歩くのもやっとという状態。
14:24
平地に降りてきてしばらく進むとF6忍野に到着。
エイド手前でトレイルレースでよくお会いする栃木のSさん(同年代)とバッタリ。
お知り合いの応援?
挨拶を交わした後、写真を撮らせて欲しいと言うので、ここで止めるのが申し訳ないと思いつつも写真におさまりました。
あの写真、どうするんだろう。ブログにでも上げるのでしょうか。
F5富士急ハイランドからちょうど16km、3時間少しかかりました。
45時間ペースのエイドアウトは17:15なので、まだ2時間ほど余裕があります。
フィニッシュ制限時間まで残り20時間近くありますが、忍草山?の下りで心が折れてしまったので、予定通り?ここでリタイヤすることにしました。
F6忍野エイド 15:10 in
2日目のコースタイム(ヤマレコ)はこんな感じでした。
この時間帯、かなり暑くなっていたのですが、富士急ハイランドから持ってきたカップうどんを食べ、少し休んだ後、エイドスタッフさんにリタイヤを告げました。
ここまで約115km進んできてよくがんばりましたとねぎらいの言葉をかけていただき、ありがたかったです。
リタイアバスは30分後とのことで、ちょうどいいタイミングだったようです。
次のバスは3時間後くらいになると仰っていました。