7/14に信州・野沢温泉村周辺で開催された「The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉」65キロの部に参加してきました。
コースはスタート会場のオリンピックスポーツパークを起点に第1セクション~第3セクションを順に周回するもので、途中スタート地点を2回通ります。スタート地点のデポテントに荷物を置いておけるため、エイドの他に自分で用意した補給が取れたり着替えを用意できたりとユニークなレイアウトになっています。
また、ソロの他にペアやトリプル、セクションごとの駅伝部門もありますので、いろいろな楽しみ方ができるのが特徴です。
第1セクション(23キロ)は温泉街を回ってから登山道に入り、渡渉や鎖場、ロープやハシゴを使って毛無山(1,650m)を登頂して戻ってくるコースで、パークまでの下りでは「風ごうろ」と呼ばれる浮石がゴロゴロする区間を通過します。
第2セクション(14キロ)は北竜湖キャンプ場から北信濃の修験場のひとつである小菅神社の石段を登り、奥社を経てふかふかトレイルを下ってパークに戻るコースです。
第3セクション(28キロ)はスキー場のゲレンデやロードをひたすら登り、トレイルからスタカ湖キャンプ場を経て再び林道やトレイル、ゲレンデ、ロード等、常に変化する路面に苦しみながらパークへ戻ってきます。極端に急な登り下りはないものの、余力を残しておかないと山中で心が折れるコースです。
勇壮な道祖神太鼓に送られてスタートするのが恒例のようですが、小雨が降っていたため太鼓演奏はテントの中でした。
ペア、トリプル、駅伝のランナーさんも同時スタートなので約600人くらいが並んでいたと思います。いつものように150~200人位前の方にいるかなという位置で待ちました。
ふと振り向くと、密かに憧れている新潟のランナーさんがなぜか真後ろにいらっしゃる…
思わず声をかけてしまいました。
「Kさん…ですよね(わかってるけど)」
Kさん「はい…」
「いつも楽しそうに走ってますよね。がんばってください。」
「でも、こんなところ(この位置)じゃなくてもっと前の方じゃないんですかー。先頭とか。(余計なお世話)」
Kさん「いえいえ、今日は完走できればいいので…」
「私も完走目標ですけど…がんばってください(モヤモヤ)」
雨も上がりかけてきたので周りのランナーさんと同様にレインジャケットを脱ぎ、ザックにしまいこんでいる内に時間いっぱいとなり、予定通り7時ちょうどにスタートしました。
Kさんはすいすいと前に出ていき、1分もしないうちに視界から消えました。
オリンピックスポーツパークからいったん市街地まで下りてきて温泉街をぐるっと回ってからふたたびパークを経て毛無山登山道に向かいます。
昨夜お世話になった「民宿モリ」のおじいちゃんとおばあちゃんも宿の前で応援してくれていたので挨拶して通り過ぎます。
スタートから1時間20分ほどで林道から赤滝登山道に入り、山頂を目指します。
(つづく)