ランナーですから! と言い続けたい…

不惑はとっくに過ぎ、それでもいろいろ考えながら走ってます

- NOZAWA TRAIL FES 2020 - 33km走ってきました

野沢温泉村のスキー場と飯山市の北竜湖・小菅神社で開催された NOZAWA TRAIL FES 。
参加する前とその後もいろいろ考えさせられました。

開催されるかどうか、参加資格が得られるのか?と不透明な中、ダメ元でエントリーしていたこの大会。
開催4日前に腹を決めて休暇申請や宿の手配等、バタバタと準備して出かけました。

この半年間は都内からまったく出ず、会食や居酒屋、カラオケも行かず…
わりとしっかり自粛生活を送っていたため、チェックシートはすべて問題なし。当日の発熱も無し。
出走を断られることはありませんでした。


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曇りの予報でしたが朝から日差しがキツイ。
一昨年のマウンテントレイル野沢温泉での灼熱地獄よりマシ、距離も半分だしと前向きに考えることにする。

感染予防対策としてマスクは常に携帯、スタート前後とエイドでは必ず着用、マイカップはなし。
約30人ずつ、3分おきのウェーブスタートとなっており、最初の組から12分後のE組でスタートしました。

この大会は初めてですがマウンテントレイル野沢温泉の第1、第2セクションのコースと重複する部分がかなりあり、そのときのタイムや前回大会の記録を参考にして5時間15分を目標タイムに設定しました。
フィニッシュタイムの他は次の3つを目標にしました。
「ロードと林道は全部走る」、「転ばない」、「小菅神社奥社の先を登ってからのふかふかトレイルをしっかり走る」


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レースの内容はともかく、結果から先に言うとフィニッシュタイムは5時間18分台でほぼ予想通りでした。
後日発表されたリザルトでは、男子総合72位(出走276人)、年代別11位(67人)となりました。

ロードと林道は全部走る…スタートから赤滝登山道入口までの林道4.4kmはしっかり走り、スキー場内の道路もバッチリ。しかしゴール手前500mの灼熱激坂ロードはほぼ歩いたので×。
転ばない…毛無山山頂から下ってきて、第1エイド手前のトレイル(約9km地点)で木の根につまづいて思いっきりダイブしたので×。
ふかふかトレイルをしっかり走る…小菅神社奥社過ぎの登りで足が終わってました。気力を振り絞ってトレイルを下りましたが楽しく走れなかったので△。


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11ヶ月ぶりのトレイルレース、余裕があったのは11km地点の第1エイドまででひたすら苦しい展開に。
おまけにゲレンデを登り返した後のトレイルで人生初のコースロスト。
幸い5分ほどのロスで済みましたが、がんばって抜いてきた5、6人の集団がはるか先を下っていくのが見えて心底がっくりきました。
10分くらいは気落ちしてだらだらと下って行ったと思います。


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スタート地点のオリンピックパークまで下りてくると目の前が第2エイド。
トイレを済ませてエイドでバナナ2個とコーラ、ペットボトルの水500mlをいただいてすぐにスタート。
滞在時間は5分ほどでした。

北竜湖の湖畔に向かうロードと林道で日本のトップ選手とスライドしたのが新鮮でした。
奥宮さん登ってきて挨拶返してくれる、すぐに女子トップの吉住さんが続き、岩井竜太さん来る、小川壮太さん来る、駒村俊介さん来る、女子2位の高村さん…いやー楽しい。

サプライズもあって湖畔までは淡々と進むことができ、キャンプ場近くの水道でかぶり水したり足を冷やしたりして5分ほどリフレッシュ。

リスタートして小菅神社参道にたどり着いたとき突然まっすぐ歩けなくなりました。それでも石段をふらふらしながら登っていると後続数人に簡単に置いて行かれ、あっという間に100m以上差がついてどんどん離れるばかり。
軽い熱中症だろうと予想がついていたので気を取り直し、塩飴や水分を取ったり沢の水で冷やしたりしながら進んで行くと少し復活しました。

小菅神社奥社過ぎてからの登りで大腿四頭筋が悲鳴を上げ、かなり限界に近づいてきたなと感じます。
林道に出るまでの急なトレイルは重力にまかせてやっと下っていくような感じで何とかやり過ごしました。
いつ痙攣してもおかしくない状態に。

ここでも数人にパスされますが、林道では登ってくるランナーさんと励ましあって調子よく進むことができました。
急坂のロードは早歩きで進み、ゴール手前300mあたりからは見栄を張ってしっかりと走ってゴール。

フィニッシュした瞬間は嬉しかったが、やりきった感はなし。
タイムはともかく、レースの内容は50点くらいでしょうか。

(あと1回続く)