待ちに待った第3エイドが見えてきました。
手前にトイレがあったので入ってみるとなかなか良く整備されたキレイなところでした。
エイドでは水とチョコレートをいただき、自前の携帯食で補給。豆大福もここで無くなりました。
牧場の景色を撮ったり休憩したりしてしばらく5分ほど滞在。スタッフさんからエイドアウトのチェック(QRコード)を受けて再スタートしました。
時刻は11時34分、スタートから4時間26分ほど経過しています。
景色もいいし天気もまあまあですが、とにかく走れません。足の痛みが続いているのもありますが、なんかもう力が残っていないんですけど…という状態で歩き続けます。
ここから山頂まで、写真がありません。
牧場を抜けて登山道に取り付いてからはさらに足が動かず、先行者について行くのが精一杯で心身ともに全く余裕がありませんでした。
大きめの岩で滑って転んだり(上りで!!)ふらついて蛇行したりと散々です。それでも立ち止まらずに何とか進んで行くと200mくらい先に人だかりが見えてきました。
12時44分、第3エイドから1時間10分でようやく小根子岳山頂(標高2,127m)に到着しました。約4.5km、標高差530mの道程がその2倍ほどにも感じられました。
NOZAWA TRAIL FES の時から薄々感じていましたが、明らかにトレイルへの耐性が落ちています。
以前より体重が落ち、大腿四頭筋周りや上半身の筋肉も少なくなっているようで、パワーウォークができなかったり、下りでしっかり走れなかったり。
山に入る機会がほぼ無くなり、公園ランニングばかりしていたので仕方ないにしてもそろそろ対策を考えなければならないようです。
小根子岳頂上はややガスがかかっており、四阿山や北アルプス方面の眺望は叶いませんでした。
長く滞在する方はあまりおらず、皆さん景色を楽しんだらさっさと下りて行きます。
こちらも一息ついてからジェルを補給、写真を撮って3分ほどでリスタートしました。
ここまで約33km進んで来ているので残りは約10km、ゴールの菅平高原国際リゾートセンターを目指します。
思っていたよりも気温は下がらず、風も強くないので快適なコンディションです。北肩への稜線は笹藪で景色も良かったのですが、今ひとつスピードが出せません。
公式のコース案内に、「コース上には至る所に不安定な浮石が点在している」と書かれていたガレ場もかなり気を使いました。
左側は牧場内でふかふかの草地なのにコースは幅2mくらいで川底のように掘れている上にほとんどガレており、「浮石が点在している」というようなレベルではありません。
おまけに草の生えた土が盛り上がってバンプみたいになっているところがいくつも出てきます。どういった成り立ちの地形なのか想像もできません。
先行のランナーさんは「こんなところでケガするわけにはいかないので」と言って先を譲ってくれましたがこちらも同じ気持ちです。
仕方なく前に出て、目を凝らして足場の良さそうなところを選んでそこそこのスピードで駆け下りました。
幸い転んだり挫いたりすることもなくガレ場を通過した後、右足のアキレス腱がまた痛みだしてスローダウン。それでも朝通過してきた第2エイドが見えたところでちょっと元気が出て何とか走って下ることができました。
エイドで最後の給水と身支度を整えリスタート、残りは2kmちょっとです。100m弱登り返して妙にふかふかのゲレンデを下り道路を渡って歓喜のフィニッシュへ。
笑顔でゴールといきたかったのですが、疲れ切っているのがありありのちょっと残念な表情でした(オールスポーツさんありがとうございました)。
ゴール後の計測もQRコードの読み取りで行っていました。コロナ禍で普段通りにいかない中、フィールズのスタッフさん本当にご苦労さまでした。
クルマに戻って着替えを持ち、シャワーを浴びようとアリーナへ向かいましたがあいにく混んでいて無理でした。
トイレで顔を洗い、体はウエットシートで拭いてクルマで着替え、一旦ゴール位置に戻ると速報が出ていました(これもQRコード)。
スタート前にご挨拶できたTさんもゴールしていたようでしたが見当たらず会えずじまいとなりました。
またどこかの大会でお会いできる日を楽しみにしております。
お土産屋でちょっと買い物をしてから出発しましたが、疲れていたため佐久平PAで2時間ほど休んでからゆっくり帰りました。
なんだかんだ言ってもスカイライントレイル菅平、楽しい思い出となりました。できれば次回もぜひ参加したいと思っています。
< 今回の装備 >
日除け帽子(Foxfire)
汗止めバンダナ(YAMAHA 蛍光イエロー)
アンダー(上:おたふく JW-520 黒 下:YONEX STB ハーフスパッツ)
RUNシャツ(MINATO CITY ハーフ 2019 参加賞シャツ)
ランニングパンツ(TNFノベルティバーサタイルショーツ2019)
レインジャケット(TNFストライクトレイルフーディ 耐水圧20,000mm/透湿度40,000g/㎡/24hr)※使用せず
レインパンツ(ON-YO-NE ライトシェルパンツ 耐水圧30,000mm/透湿度19,000g/㎡/24hr)※使用せず
シューズ(HOKA ONE ONE TORRENT オレンジ)
カーフ(cw-X ニットタイプ 黒)、ソックス(5本指メリノウール混)
足の指全てにテーピング(キネシオテープ)
ハンドタオル、マスク×2(予備含む)
アームカバー(YONEX STB)、手袋(作業用スムス)
テーピング用テープ(伸縮性なし)、バンドエイド、消毒液、ワンタッチパッド、胃腸薬、熊鈴、エマージェンシーシート、保険証、コースマップ
レースナンバーベルト(AEROFUEL RACE BELT)
ヘッデン(BD SPOT 300lm)
アミノバイタルゼリードリンク SUPER SPORTS×4、豆大福×2、塩飴×5、粉飴ジェルスティック×3、エナジーバー×1、ライスピューレ×1
着替え用ロングシャツ、ロングタイツ ※使用せず
ザック(OSPREY DURO 6)
爽健美茶660ml(NATHANフラスク330ml×2)、水600ml
<気づいた点、反省点>
ランパンのポケットに豆大福を入れたらパワーウォークの時に邪魔になった(大福がなくなるまで大腿に手を添えることができなかった)
結局、疲れてパワーウォークも満足にできなかった
前半、思ったより気温が高く STB ハーフスパッツはやや暑かった
背の高い雑草には近づかない方が良い(棘嫌い)
ペンションの朝食ではエネルギー不足(次回は旅館、ホテルがいいな)
フィニッシュ後のシャワーは期待しない方が良い(待ち時間1時間くらいと案内された)
スカイライントレイル菅平 -完-