ランナーですから! と言い続けたい…

不惑はとっくに過ぎ、それでもいろいろ考えながら走ってます

青梅高水山トレイルラン2019③

スタート後、林道に入るところで多少渋滞しました。私の位置では終盤のガレ場でハイカーさんと15キロのランナーが詰まっていて2、3分ほどロスしたくらいで全体を通して目立った渋滞はありませんでした。

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スタート後の砂ぼこりがスゴイです

30分ほど進んだ稜線の登りで女性ランナーにサクッと抜かれました。見覚えのある後ろ姿。
「キシコさんだ!」
キシコさんは速くて優しいベテランランナーで、他のレースのゲストランナーに招集されるほどの方なのですが、過去に2度レース初盤でご一緒(一方的にですが)した時に途中からついていけず、フィニッシュでは15分くらい離されてしまいました。
というわけで、ここで会ったが百年目とばかり食らいついて行きます(最初くらいはね!)。

いろいろ勉強になりました。

  • キシコさんはエイド滞在時間が短い。
  • キシコさんはロープを使わない。
  • キシコさんは急な登りほど速い。パワーウォークでするすると前に出ていく。実は下りも速い。
  • キシコさんへの応援がスゴイ(後をついて行くと自分もついでに応援してもらえるのでお得)。

途中の関門通過時、スタッフがキシコさんに女子5位と告げていました。その後、高水山常福院までの登りで先行の女性ランナーを抜き去り4位に浮上。
抜かれた女性に「キシコさんに離されないようにしないとね!」などと自分にも言い聞かせるつもりで話しかけました(余計なお世話でした)。彼女は徐々に遅れ気味になり「やっぱ、速いやー」とつぶやいて後方に下がって見えなくなりました。常福院で折り返した後の急登でキシコさんはさらに前を行く女性ランナーを捉え、ついに3位に浮上しました。一応私も後に続きますがこの辺りで大腿四頭筋がちょっとヤバそうな感じがしてきました。最後のやや急な登りもあと少しというところで後ろから女性ランナーがものすごい速さで追いついてきて、あっという間にキシコさんと私の前に出ました。前半で抜いてきた5位だった(はずの)女性でした。私は置いていかれましたがキシコさんはそのようなことはなくしっかりとついて行き、やがて二人とも見えなくなりました。
女子3位~5位の熾烈な闘いはなかなか見ごたえがありましたが、残念ながらフィニッシュまでは見届けられませんでした。
ほとんどキシコさんの話になってしまいましたが、私は
といえば下り基調のコースをそれなりにがんばって進み、ゴールまで200mちょっとのところ、下りきる直前でまさかの左足ふくらはぎ痙攣により坂の途中で一旦ストップ。伸ばしたり揉んだりしている間に5、6人に抜かれましたが何とか持ち直し、まったく躍動感のない走りでゴールしました。女子4位のキシコさんに1分弱及びませんでしたが、タイムは3時間10分ちょっと、70番台でゴールでき目標を大幅クリアできました。2年前に初めて参加した際、やはり最後に両足がつって泣きながら走った(歩いた)時に比べ、今回はミラクル上出来としか言いようがありません。
キシコさん、引っ張ってくれてありがとうございました。

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参加賞はどピンク色のカーフ

今回の参加賞はオリジナルのカーフ、主催者さんは「去年は地味なブルーでしたが、今年はトレイルに映えるようにピンクにしました!」だって。
おじさんランナーはどこで履けばいいんでしょう。娘からも「お父さんにはムリ」と言われました。