山頂を出発する際、スタッフさんから「もう関門の9時半になるので登山口から上がってくる人はいないから(すれ違いが)楽になる」と言われました。
心配していた急坂のあたりはずっと下の方なのでランナーさんが少なくなって通りやすくなるようです。
権現の庭を再び歩いて通り過ぎ、登ってくるランナーさんに気をつけながら走って下ります。(下り優先とはいえお互いに避けないと通れないところもあります)
急坂の途中で登りのランナーさん2人を先に通すため避けた際、刈った笹の茎がカーフに刺さり、穴が開いてしまいましたが幸いふくらはぎには刺さりませんでした。
今回はゼッケンナンバー003にびびって、なるべく目立たないようなウェアを着用しており、ここ最近愛用していたピンクのカーフではなく地味目の古い黒カーフを履いてきて正解でした。
怪我が怖いのと長い林道&ロードが控えているためそれほど飛ばしませんでしたが、登山口までは約35分ほどで下りてこられました。
水分とバナナ、ブルーベリー(美味しかった!)を補給し、水をかぶってしばし呼吸を整えて再スタートです。
林道コースのランナーさんが数人登ってくる中、ほぼひとり旅で10キロ先の林道ゲートを目指します。往路では感じませんでしたが小石がごろごろしているコースは走り辛く、地味に足に効いてきます。
途中、元気のいいランナーさんに追い越されたので「ナイスラン!」と声掛けして見送りました。だいぶ疲れがたまってきており、なるべくペースを一定に保って最後まで走り切ることを考えます。
ようやく林道ゲートに着き、ポイントチェックと水分補給&かぶり水のあと、道路わきに座り込みました。両足のシューズを脱いで小石や小枝を取り除き、2度目のかぶり水をいただきました。
エイドで5分ほど過ごしている間に4~5人のランナーさんが通り過ぎて行きました。林道パートでは前にも後ろにもまったくランナーさんがいない状況が長かったのですが、思っていたよりもだいぶ詰まってきていたようです。
気温がかなり高く、日陰のほとんどないロードがずっと続くのでもっと休みたかったのですが、「ゴールまであと一息」と気持ちを奮い立たせて再スタートしました。
5キロくらいまではわりと足が動いていたので5人ほどパスさせてもらいました。途中から往路と若干コースが変わっていてアップダウンがけっこうあり、しかも往路より長くなっています(600~700mくらい)。
足が重くストライドも小さくなってきたところにゴール手前の激坂が!。坂が目に入った瞬間、心が折れました。50mほど歩いてしまいましたが、登り切ってからはしっかりと走ってゴールテープを切ることができました。
ゴール後のおもてなしはスポドリ1本、スイカ、凍らせたトマト、野菜汁、おにぎり等たくさんあり、特に地場産のスイカはものすごくて甘くて美味しかったです。
参加賞は大きなキャベツととうもろこし。真夏の登山マラソンは暑く苦しいレースでしたが、こじんまりとして地元の方の温かさが伝わってきて好い印象でした。
帰りの中央道の大渋滞には参りましたが、来年も参加したいと思える大会だと思いました。
記録証は後日郵送していただけるとのことですが、web-siteのリザルトによるとゴールタイム5時間14分49秒、総合45位、部門別44位でした。
(林道ゲートで休んでいるときに女子トップのランナーさんに抜かれ、一度も背中をみることもなくちぎられました)
ちなみに女子3位のランナーさん、このレースの前日に野沢トレイルフェスのロング27Kでも3位に入ってました。
2日連続でトレイルレースを走るのもすごいと思いましたが、野沢では日本を代表するトレイルランナーの吉住選手と高村選手に続いての3位ですよ。ぶったまげました。
(鉢盛山2447 登山マラソン編 完)