ランナーですから! と言い続けたい…

不惑はとっくに過ぎ、それでもいろいろ考えながら走ってます

2023 FUJI レポート① 前日~スタート編

【受付・スタート会場へのアクセス】

ULTRA-TRAIL Mt.FUJIのFUJIカテゴリー(ややこしい!)へのアクセスはいくつかのパターンがあり、私の場合は中央道経由が手っ取り早いため、富士吉田市内のホテルに前泊、当日は富士山パーキングに駐車してコニファーフォレストからアクセスバスでスタート会場の富士山こどもの国へ移動しました。

※駐車場もバスも予約が必要

 

【前日受付】

早めに着いたので、道の駅 富士吉田でよもぎ大福を買ったり、富士山レーダードーム館を外から眺めたりして過ごし、13時少し前に富士山パーキングへ移動しました。

 

手提げバッグに必携品を全部入れ、暑いのでショートパンツに着替えて(大正解!)受付会場のコニファーフォレストへ向かいました。

歩いて6、7分で到着したのですがすでに長蛇の列となっており、待つ間にもどんどん列が伸びて行きます。

前方の様子が全くわからないままじりじりと進んでいき、ようやく参加証と身分証による受付の後、ナンバーカードと参加賞(Tシャツ・タオル)を受け取ってから必携品チェックとなりました。

NGをくらうと最初から並ばねばならないためけっこう緊張しましたが、何とか受付完了。

列に並んでから45分~50分くらいかかりました。

受付後はEXPO会場を巡り、鏑木さんのトークショー(コースブリーフィング)を聞いたり身延町やIZU TRAILのブースを覗いたりして過ごし、会場を後にしました。

受付の列は私が並んだ時の倍以上にまで伸びており、大きな荷物を持った参加者は特に大変そうです。

身延町ゆるキャラ「みのワン」

 

受付待ちのランナーさん、お疲れさまです

 

駐車場に戻るとなぜか私を呼ぶ声が!

走友会の女性メンバーIさんで、FUJIに参加されるご主人と一緒でした。

初対面のご主人と挨拶し、励ましの言葉を頂いたり3人で記念撮影など、数分のことでしたが元気をもらってうれしい時間となりました。

ただ、受付の混雑を目の当たりにしてきたので、これから向かう2人には「たぶん1時間半くらいかかるから少しでも早く行った方がいいです」と伝えて早々にお別れしました。

コンビニで翌日の昼食を買い、ホテルに着いたのが15時半頃。

まずシャワーで腰を温めてしばしマッサージ。

お尻からつま先にかけてしびれが残っていますが2、3日前よりはマシになってきたようです。

その後、夕食までかなりのんびりできるはずだったのが、レース中の天気予報とにらめっこしながらウエアリングや必携品の予備、携帯食その他を思案しているうちにどんどん時間が経ち、夕食の時間に。

ご飯をお代わりしてしっかりと腹ごしらえ。お腹がパンパンになりました。

22時前に就寝。寝付いた矢先に電話で起こされ、しかもたいした用ではなくモヤモヤ。

目が冴えてしまって結局眠れたのは4時間ほど。

(夕食) ボリュームあります

 

この先しばらくちゃんとしたご飯が食べられないので、朝もしっかりご飯とみそ汁をお代わりして出発。

(朝食) 日本の朝ごはんです good!

 

富士山パーキングに着いて身支度し、早めの昼食を済ませてコニファーフォレストへ向かいました。

ドロップバッグを預け、身軽になってアクセスバスの列に並んだのが11時。

こんな感じで、カッコいいランナーに混じって待つこと15分。快晴に近い天気の中、富士山こどもの国へ向かってバスが出発しました。

この辺りまでの流れは心配していたほどストレスなく進んでいます。

 

車中、景色を楽しみながら1時間ほどで到着。

エントランスの周辺にランナーがちらほら。

10分ほど歩いてスタート地点まで行きましたが、スタッフさんしかいなくて拍子抜け。

一旦、パークゴルフ受付やレストランのある建物付近に戻りましたがまだそれほど混んでいません。

スタートまでまだ2時間以上あります。

バス待ちで30分、乗車90分を見込んでいたのでだいぶ時間が余ってしまいました。

天気が良いため、空いているスペースに座ってゆっくりと準備したり、水分補給したりして過ごせました。

 

14時少し前、スタートゲートにどんどん向かって大移動が始まりました。

第2ウェーブの少し後方に並んだので窮屈ではありません。

主催者や来賓の挨拶、テーマソングの後、第1ウェーブのエリートランナーがスタート。

後からスタートするランナーのほとんどが見守っているのが印象的でした。

14時30分 第1ウェーブのスタートを見送ります

 

そしていよいよ第2ウェーブのスタートが近づき、この時になって、やっとこの地に立てた、スタートを迎えるのだと実感が湧いてきました。

雲が出てきて日差しも和らぎ、絶好のコンディションの中、14時45分にスタート。

たくさんの声援を受けながら丘を駆け上がる。

思っていたより周りのペースが速い。

3年半待ち続けた長い旅が始まりました。

14時45分 第2ウェーブスタート

もう10日…

さて、何から書こうか…

 

ULTRA-TRAIL Mt.FUJIのFUJIカテゴリーに参加したわけですが、F6忍野エイドでリタイアしました。

二日目の4/22、15時過ぎに112.4キロの旅を終えました。

24時間半というのが、トレイルレースにおいて長いのか短いのかわかりません。

ただ、私にとってはちょうど良いというか何というか、それなりに充実した時間だと感じています。

あれからもう10日経とうとしています。

 

少しづつ振り返って、ランナーとしての自分にだけではなく、これから先に向かって何かの糧になればと思っています。

 

前泊のホテルにて

 

ホテルから富士山を望む

 

これから合戦へ向かう兵たち…

 

F6忍野エイドまでの足跡

 

レースレポートへ続く

あと3日…

FUJIのスタートまであと3日。

待ちに待った…と 2020年大会にエントリーしてからの3年半に想いを馳せることもなく、いよいよか!コノヤロー(?) と 心躍らせることもなく、悶々と過ごしています。

 

トレラン初心者に毛が生えた程度だった2017年初めに、その存在を知ったUTMF。

160kmという距離もさることながら、全国から2000人もの兵(ランナー)が集まってくるなんて、ただただ驚いた記憶があります。

(当時は国際的な大会だと知らず、国内の参加者だけだと思っていた)

 

言い方はちょっとアレですが、世の中、物好きな人がたくさんいるもんだと当時は思っていました。

まさかそんな夢のようなUTMF(改めFUJI)に出場する機会が来るとは…

 

ひと月ほど前に痛めた腰は一進一退を繰り返し、今はまさに絶不調。

仙骨付近の息が止まるような痛みは治まったものの、弱い痛みと違和感がまだある。

坐骨神経痛に加え、梨状筋症候群の様々な症状が次々と現れるように。

おしりや膝の痛み、太もも・すね・甲・足指のしびれ等々もりだくさん。

時折、足にまったく力が入らなくなる。

10km走っただけで30km走の後のような疲労感。

恐るべき梨状筋症候群。

 

様々な大会に出てきましたが、直前のコンディションとしては最も良くありません。

 


それでもやっぱりスタートに立ちたい。

 

今の状態でどこまで行けるか不安でいっぱいですが、今日のブログでコンディションへのネガティブな気持ちをここで出し切って当日に臨みたいと思っています。

去年の秋から準備してきたし、家族に協力してもらったり、迷惑もかけたりした。

完走できるだけの走力、精神力はきっと備わってると思います。

 

痛い苦しいもうダメ止めるなんて思っても声に出さない。

もっと先、もっと先へと、全てを受け入れて楽しむという気持ちを持ち続けて走りたい。

 

2023春爛漫…気分はちょっと鬱

先週末、息子の引っ越しを手伝ったら腰を痛めてしまいました。

今月は連日6kgのザックを背負って走り、そろそろ調整に入ろうとしていた時だったので、かなりショックを受けています。

 

1月は270km、2月は所用であまり伸ばせず230km、今月は350kmオーバー

 

2020年と2021年にエントリーし、いずれも中止となったUTMFですが、3年待ってようやく参加できる見込みです。

UTMF改めFUJIですが…

 

昨年の12月に IZU TRAIL Journey を走った際、前半はやや抑えて入り、40km過ぎのA2仁科峠~A3土肥駐車場間でかなり頑張ってタイムを稼ぎ、そこから最後まで粘ってゴールした後はかなり出し切った感がありました。

ヘトヘトになりながらホテルまでの道を歩いていると、ふとある考えがよぎりました。

UTMF改めFUJIのコース 165km / 約7600D+ 、

今日の IZU TRAIL Journey の2.5倍近くもあるじゃん(距離も累積も)…

レース結果報告で、「ゴール後のテンションは高くなかった」と書いたのはこういう気持ちからでした。

 

UTMF改めFUJI、出るからには完走したい。

秋口からそれなりに準備をしてきましたが、今年に入って気持ちを新たにし、少しづつ負荷を増やして体力も戻ってきた矢先の怪我。

それだけに万全の状態でスタートラインに着けないのはくやしい。

 

腰の痛みが続いてまともに走れないので不安になってきました。

明日は病院に行こうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神流マウンテンラン&ウォーク ② ~ゴールまで

舗装路をしばらく登り、裏山の古道と呼ばれるトレイルに入ります。

次に続く若御子尾根は原生林や岩尾根など変化に富むコースで飽きません。

それほど疲労を感じず、スタートから1時間30分で第1エイド(西御荷鉾山中央登山口)に到着。

スポーツドリンクやオレンジ、スナックで軽く補給してすぐにリスタートしました。

林道からトレイルへとコースは変化し、西御荷鉾山頂まで登っていきます。

薄曇りながら展望は良かったと記憶していますが、走るのが楽しくて写真は撮らずじまいでした。

 

200mほど一旦下ってからは、御荷鉾スーパー林道やトレイル、走りやすい尾根などをつないで白髪山山頂を目指します。

途中の第2エイド(みかぼ森林公園)には9時45分頃到着。スタートから2時間45分。

この辺りで距離的には中間地点になります。

トイレに寄ってから給水、軽食をいただきました。

ここで勧められた月餅がすごく美味しくて。

最初、乾いた口の中に入れるのは辛いなと思いつつ甘味に飢えていたのでつい手が出てしまいました。

ちなみにゴール後、出店エリアで見つけてお土産にしたほどです。

 

カフカトレイルのコース脇。

こんな感じの気持ちの良い林がたくさん見られました。

 

後半の名所、ブリーフィングでも説明のあった、500mを一気に下る九十九折り。

衝撃と疲労に加え、細かいカーブの連続なので目が回り、後半はちょっと気分が悪くなりました。

舗装路に出てしばらく登ると待望の第4エイド(持倉集落)に到着。

時刻は11時20分くらい。スタートから4時間20分。

トイレは少し手前にあり、一旦戻って用を足して再びエイドへ。

ちょうど鏑木さんが応援していてくれて、「いいペース!」と声掛けしていただきました。

バナナや地元名産の花豆を頂いてふと見ると、持倉エイド名物の手打ちそばが提供されています。

コロナ禍で期待していなかったのでこれはウレシイ。

おかわりもOKとのことで、せっかくなので都合2杯いただいて再スタート。

鏑木さんも歩いて移動しており、並んだ際に「ここから3キロくらい、だらだらとゆるい登りが続くのでがんばって」と再び声掛けしていただき励みになりました。

 

11時55分、第5エイド(安取峠)に到着。スタートから4時間55分。

ここでいただいたラッキョウと梅干しがおいしかった。梅干しも出店エリアでお土産に買いました。

残りは8km弱といったところです。

 

ほんのちょっと登り返して、後は下りとなります。

フッカフッカと気持ち良く走って、ちょっと急な下りを過ぎたらロードに出て、残り1.5kmを全力でゴールに向かいました。キロ5分くらい。

前を行くランナーとの差をどんどん詰めましたが順位を上げることができず、そのままゴール。

記録は5時間54分35秒。総合順位45位と思いのほか上の方で、驚くやらウレシイやら。

フィニッシュタオルまでかけてもらい、ゴール後すぐの抽選(ガラガラ)でもお味噌を頂きました。

近くのトイレで顔を洗い、一度クルマにザックを置き、出店エリアに戻って神流町の月餅、梅干し、藤岡市の酒造 高井の「上州の寒梅」を購入。

 

噂にたがわず、運営・ホスピタリティ・コースetc. 全てで良い大会でした。

天候にも恵まれ、体調管理もうまく行き、終始楽しんで走ることができました。

また走ってみたいレースの一つとなりました。

神流マウンテンラン&ウォーク ① 前日~スタートまで

11月13日に屈指の人気大会で知られる、「神流マウンテンラン&ウォーク」ロングクラス(40km)に参加してきました。

群馬県神流町万場宿をメイン会場とし、岩尾根や原生林を経由して西御荷鉾山(にしみかぼやま)山頂、赤久縄山(あかぐなやま)稜線、白髪山等の西上州の山々を巡って万場宿に戻ってくるコースとなります。

累積標高は2,976mとなっています。

 

スタートが7時なので、前日の午後に自宅を出発し、関越道経由で群馬県方面へ移動。

神流町とその周辺地域は宿泊施設が少なく、今年は大会側の斡旋もなかったため、埼玉県児玉町のホテルに前泊しました。

今年の6月にオープンしたばかりの ” HOTEL R9 The Yard 本庄 ”。

事前に情報を仕入れていたものの、なかなか面白いホテルです。

タイヤの付いた架台に載ったコンテナがホテルの1室になっており、災害時は移動させたり無償の避難施設として活用できるというもの。

ツインベッドにバスルーム、エアコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジが完備されており、使い勝手は問題ありません。

一応エンジニアなので、荷物を置いてから外回りを確認しました。

電気や水道その他の配管類はそれぞれ個別に地面から出ている配管と接続されています。また、ガスはプロパンのボンベが架台に固定されておりました。

エアコンの室外機は、地面ではなく架台上に設置されていました。

周囲の騒音は気になりませんでしたが、廊下や前室が無く、出入口のドアを開けるとすぐ外なので、すき間やドア全体から冷気が伝わってきてエアコンを止められないのがやや難点かなと感じました。

 

当日は3時に起床し、レンチンのピラフ(ホテルのサービス)やサンドイッチ、バナナ等の朝食と身支度を済ませて出発。

途中、片側通行箇所が何個所かあったものの、5時30分前には会場脇の河川敷に設けられた駐車スペースに到着。

受付を済ませて参加賞のTシャツを受け取り、トイレに行ったり、最後の準備を整えたりしているうちに開会式が始まりました。

鏑木さんによるブリーフィングとゲストランナーの紹介の後は、コイコイ橋を渡って神流川の対岸に設置されたスタートゲートへ。

 

スタートしてしばらく神流川下流に向かって進み、橋を渡って万場宿方面に戻って地元の皆さんの声援を受けてから山に向かって行きます。

この間、約3kmほどです。

4年ぶりの開催とのことなので、地元の方や何度か参加されている選手の皆さんにとって感慨深かったのではないでしょうか。

私は初参加でしたが、たくさんの熱い声援で背中を押してもらえて感動のスタートを迎えることができました。

②につづく

IZU TRAIL Journey 2022 とりあえず結果だけ…

昨年に続き2回目の参加となる、有名なこのレース。

前回のレースでは、何となく設定した目標タイム10時間30分に対し、実際は11時間ちょっとかかりました。

さて、今回は経験を踏まえて少しだけ頭を使って走りました。

結果、10時間29分30秒でゴールでき、あの、 ” 目を閉じたら、おぼろげながら浮かんできた数値が10時間30分 だったんですね  " の目標がクリアできました 。

終盤、なかなかシビレル展開がありましたが、何とか(昨年の)目標を達成できました。

順位も暫定ながら100番ほど上げられました。

 

ただ、ゴール後のテンションは高くなかったです。