幸い雨もほぼ止んでおり、1列になって登山道を進んで行きます。
渡渉あり、鎖場・ハシゴ・ロープありの変化に富んだルートで、途中、中滝や赤滝が流れ落ちる沢の景観に癒され、ひたすら続く登りにも飽きることがありません。
路面も思ったよりぬかるんでおらず、ひっくり返ることもなく順調な滑り出しです。
時刻は9:13、スタートして2時間13分で標高1,650mの毛無山山頂に出てきました。(藪の中から突然視界が開けて山頂に着いたので、” 出てきたっ ”ていう感じです)
ここからやまびこエイド(標高1,407m)まではほぼ下りになります。
あいにくの天気でガスがかかり景色は望めません
長坂ゴンドラやまびこ駅(やまびこエイド)に着き、水分とオレンジ、バナナをいただきました。
自動ドアのついたきれいなトイレで用を足したり顔を洗ったりとしばしの休憩を取り、スタート地点のオリンピックスポーツパークに戻るべく出発しました。
ゲレンデ内のロードを少し登り返した後はゲレンデを下り、風ごうろ(かざごうろ)と呼ばれる大小の浮き石がゴロゴロした登山道に入ります。
大きな岩もけっこう多く、濡れていたり苔むしていたりしていて滑る滑る。
浮石ではバランスを崩したり、下手すると足を挟まれる危険があるので慎重に下って行きます。
登山道に入ってから10分ほどは前後にランナーがおらず、寂しいながらも自分のペースで進むことができました。いよいよ厳しいコンディションになったと思っていた時、前方に渋滞ができていました。
誘導スタッフさんの声掛けにしたがって難所を越えます。後は走りやすいトレイルが少し続き、残りはロードの下りです。
最後にちょっと林道を走ってオリンピックスポーツパークに戻ってきました。
昨年参加した際、風ごうろのところで少し話したランナーさんから前半はとにかく抑えることが大事と聞かされていました。
ロードの下りはかなり余裕を持って走ってきたつもりでしたがここで腸脛靭帯をやられたようで右ひざにちょっとした痛みが出てきました。(あと40キロ以上も残ってるのに大丈夫かとちょっと不安がよぎる)
とりあえずエイドで給水&給食(バナナ、野沢菜おにぎり)をいただき、デポテントに戻ってジェルやパンをザックに補給したりして再スタートです。
(つづく)