ランナーですから! と言い続けたい…

不惑はとっくに過ぎ、それでもいろいろ考えながら走ってます

<IZU TRAIL Journey 2021> メジャー大会を覗いてきました②

当日は4時までに着替え、食事、トイレまで支度を済ませなくてはいけないため、3日前から起床時間や食事の時間を早めるなど徐々に準備していたおかげで、スタート時に不安はありませんでした。

スタートから1時間ほど進んだ先のトレイルで少し渋滞があったものの、その後10人ほどの集団の中で気持ち良く走ることができ、C1宝蔵院(9.7km)を無事通過。

ロングパンツでトレイルを走るのは初めてですが、あまり暑くなく、汗もかいていないのでなかなか快適です。

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最初のエイドまで26kmあるので水分はもちろん、おにぎりやジェル、ようかん等補給をしっかり摂りながらオーバーペースにならないように進みました。

12km過ぎ、突然左腕のEPSON MZ-500からビープ音がしたため確認すると、”メモリーがいっぱいのため停止します” 的なメッセージが表示されていました。

モリーが足りなくなった時は古い順に消去されて上書きされると思い込んでいたので軽くパニックに…(実際、右腕のEPSON J-300は上書き仕様)。

一旦LOGを終了させて、履歴から11月の甲州アルプスのデータを消去。改めてGPSを拾ってからLOG開始とあわただしく操作して事なきを得ました。

この時、今日のオレは意外に落ち着いているなと自分で自分をほめるほど余裕があったように思います。

9時20分過ぎにA1こがね橋に到着。エイドステーションに入る前にトイレを済ませます。

途中から上半身が暑くなり、フリースジャケットを腰に巻いたまま走ってきましたが、ここでロングパンツも脱いでザックに収納しました。

温度調節を怠ったためかなり汗をかいてしまい、先行きに一抹の不安が生じてしまいました。

エナジージェルとバナナ、コーラ、お餅を頂いて一息つき、滞在時間15分くらいでエイドアウトしました。

目指すは14km先のA2仁科峠あまぎの森です。

民宿で同室だったMさんから、A2まで行けばあとは惰性で行ける(気持ち的に)と聞いていたので、そこまではとにかくがんばろうという気持ちが湧いてきました。

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ここからしばらく登りが続きますが、キツイながらも林や尾根など変化する景色を楽しみながら登っていくと、このコースの最高地点となる猫越岳(Mt.Nekkodake)の手前は走りやすい稜線が伸びていました。

コース全長の真ん中あたりになりますが、まだ走れる足でしばしトレイルを楽しんで進んで行くと徐々に頭がぼうっとしてめまいも感じはじめてきました。

以前から暑い時や水分(電解質)補給がうまく行っていないときにこのような状態になる傾向はありましたが、今回も同様です。

序盤、体温調節を怠って熱がこもってしまったツケが回ってきたようです。

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ケガをしないよう、足元に気を付けながら進むと開けた下りの稜線に入りました。

この日は予報通り西風がかなりきつく、風速15~20mくらいは吹いていたようです。瞬間的にはまっすぐ歩けないような強風がたびたびありました。

当然、体感温度も下がり寒気を感じるほどでしたが、そのせいか身体の(頭の方の)不調も徐々に回復してきたようです。

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12時14分、スタートから6時間14分でA2仁科峠あまぎの森(40.2km)に到着しました。

トイレに寄り、水分補給と持参したパン、エイド提供のしおかつおうどんで十分な補給を摂りました。

名物のしおかつおうどん、美味しかったです。エイドスタッフの皆さん、寒い中大変ありがとうございました。

軽い熱中症のせいか、喉がかなり乾くようになっていたので、ザックの中に入れておいたペットボトルにも給水してキャップを閉めようとしたところ、なぜか見当たりません。

ここでも時折突風が吹く状況だったので一瞬で飛んで行ってしまったようです。

3分ほど辺りを捜索し、建物の陰で見つけて事なきを得ましたが、ペットボトルを持っていくときは予備のキャップを用意すると肝に銘じました。

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ここでも15分ほど滞在し、気を取り直して11km先にある最後のエイドステーションとなるA3土肥駐車場を目指して出発しました。

 

③へ続く