ランナーですから! と言い続けたい…

不惑はとっくに過ぎ、それでもいろいろ考えながら走ってます

美ヶ原トレイルラン 85K -早々にDNF-

7月の初め、ちょっと憧れていた美ヶ原トレイルランに参加してきました。

それもロング85K。

累積は上州武尊山スカイビュー70や甲州アルプスオートルートよりやや少ないものの、制限時間16時間はベストコンディションでも難しい。

エントリーするか止めておこうか、ギリギリまで悩んだ挙句、主催者のフィールズに問い合わせすることにしました。

電話ではコース担当者となかなか繋がらず、メールにしたらすぐ返事をもらいました。

私「制限時間16時間はかなり厳しいです。ボリュームゾーンのゴールタイムはどのくらいでしょうか? 貴社のレースだと、半分の距離の菅平で7時間ちょっと切るくらいだったんですけどいけますか?」

フ「ボリュームゾーンは14時間を想定しています。菅平で7時間ならまだ速い方です、何とかいけると思います。菅平を2回走るより楽です。お待ちしています。」

菅平を2回走るより楽…

例えが微妙な感じでそう言われて何かモヤモヤしつつも、まあいいかと納得してエントリーした次第。

連日の猛暑で眠れない日が続いていましたが、当日朝はわりと体調も良かったし気力もあったと思う。

結果、スタート後はしばらく良い感じで進んで行けたものの、いろいろあって第二関門のA2美ヶ原・山本小屋(38km地点)でリタイア。

半分も走れませんでした。情けない。

 

3:55 スタート直前 体調もわりと良くワクワクしていました

 

前から1/3くらいの位置取りでサクサク進んでいました

 

4:40 蓼科山と朝日がキレイでした 感動!

 

5:10 たぶん8kmくらい進んだところ 林が見えてきてウレシイ

 

5:30 フムフム あそこを登って行くのね(まだ余裕)

 

5:40 うーん、気持ちいい 天気が良くて遠くの景色も良く見える!

 

7:48 この先左を入るとA1和田峠(22km地点)

 

7:55 和田峠出発 かなり暑くなってきた(でもまだ余裕)

 

トレイルレース中に史跡の案内があると目新しくて良い感じ

 

8;42 ああ あそこまで登るのね…  暑い

 

8:54 稜線は続くよどこまでも…

8:55 三峰山

槍ヶ岳まで見渡せて素晴らしい景色 暑い

 

9:50 扉峠WS(28km地点)で小休憩 いったん座ると動けない… 日陰でも暑い

 

扉峠を出るときにスタッフさんから「次のエイドまで10キロ、500アップ」と声を掛けられ、それほどきつくないかなと思いながら進みました。

現実には、この頃には熱中症の症状が出始めていて、稜線上の走りやすい区間でもなかなか足が前に出て行きませんでした。

長めの休憩を繰り返し、やっと茶臼山に辿り着いたときには体力も思考力もあまり残ってなかったように思います。

 

10:50 来たぜ 茶臼山(31km弱) 2000m超えてるのに暑い

 

景色はいいんだけいどね… 暑い

 

 11:02 美ヶ原方面 エイドまでどのくらい? 暑い

           頭がぼうっとしてきて、人もカメラもボケてる(もう余裕なし)

 

茶臼山からの下り辺りから気持ちが切れてしまい、4キロ近くもだらだら歩いてしまいました。

この頃はA3和田宿(50Km)まで行ってやめようなんて甘い考えで進んでいました…

そのうち、後ろから4~5人のグループがスゴイ勢いでやってきて、抜きざまに「(がんばらないと)関門に間に合わないよー」とハッパをかけられるも奮い立たず。

第二関門のA2までどのくらいあるかわからないけれど間に合わないんだな…

しばらくトボトボ歩きながら時計を見ると11時40分。

ハッと我に返り、関門くらいクリアしないと…リタイアするかどうか決めるのはそれからだと思えてきました。

 

牛だ🐮

 

美ヶ原に来たらしい エイドはどの辺り?

 

ようやく気力が戻り、走りはじめました。

王が頭を過ぎてもエイドらしきものはまったく見えてこない。

遊歩道は広いものの、ハイカーさんも多く団体さんも前からやってくる。

気力を振り絞ってキロ6分ちょっと、ハイカーさんを除けながら約3キロ走ってようやくエイドが目前に迫ってきました。

結果、関門時間に4秒足りませんでした。

目の前で「ロングの方はここまでです」ときっぱり言われましたが、納得はいきました。

もう走らなくていいんだという安堵感。写真撮ってなければ間に合ったという後悔、諦め。

いろんな感情がありましたが、これが今の実力ということ。

 

12:05 第二関門 A2美ヶ原・山本小屋エイド(38km地点)

 

幸い、回収バスにすぐ乗れて1時間ほどでスタート地点のブランシュたかやまスキー場に戻ってきました。

計測チップとココヘリを返却後、着替えたり、豚汁をもらったりして過ごした後、早々に会場を後にしました。

 

13:30 ブランシュたかやまスキー場

 


猛暑、給水トラブルによりロングの完走者はわずか86名、完走率19.5%だったそうです。

A2美ヶ原・山本小屋までに半分の人数がリタイアしたとか。

やはり私の実力では厳しいレースでした。

来年は優遇措置があるらしいですが、出るとすればミドル50kmかな。